今回は「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」を紹介します。
「より少なく、しかしより良く」がキーワードで、「物事の本質を見抜く力」「優先順位の付け方」「捨てる・断る技術」が身に付く良書です。特に現代はモノやサービス、情報が溢れているので、この思考力が重要です。
マーケティング戦略も、集中するポイントを選択すると同時に、それ以外はやらない事を決めることです。しかし現実問題、売上が足りないからとあれもこれも手を出して(依頼されて・・)、日々忙殺されてしまい、結局何もかも上手くいかなかった経験がありませんか?私はあります。
これを期にエッセンシャル思考を習慣化し、やるべき事に集中して、効率的に仕事や生活をしたいと思います!

記事のGOAL
・エッセンシャル思考の概要が分かる
・エッセンシャル思考の身につけ方が分かる
エッセンシャル思考とは
エッセンシャル思考とは、「より少なく、しかしより良く」を追求し、「今、自分は正しいことに力を注いでいるか?」を絶えず問い続ける思考法です。要点は3つ。
- 「選ぶ」ことを自分で選ぶ:選ぶ力を自ら放棄しない。
- ノイズ:大多数のものは無価値で成果を生まない。努力の量と成果は比例しない。※参考 80対20 パレートの法則
- トレードオフ:何に全力を注ぐかを選ぶことは、何かを捨てることを選ぶこと。どうすれば全てできるか?の答えは、全てできない。
エッセンシャル思考の身につけ方(3つの技術)
見極める技術
本当に重要なことを見極めないと、選択することは難しいですよね。そこで本書では見極めるための技術が紹介されています。
- 孤独:落ち着いて考える余裕が必要。集中するためには、集中せざる負えない状況に置く。
- 洞察:情報の本質をつかむ。大局を見る。情報をフィルタリングする。
ジャーナリストの目を手に入れる- 日記をつける
- 現場を見る
- 普通を知り、逸脱を探す
- 問題を明確にする
- 遊び:内なる子供の声を聴く。遊びを重視し、不可欠で本質的だと知る。
- 睡眠:自分自身という資産を守る。脳の機能を高める。8時間寝る。
- 選抜:もっとも厳しい基準で決める。
- 90点以上の自分が求めていることにだけ取り組むルール。
- 絶対にイエスと言い切れないなら、それはすなわちノーである。
- これしかない!と思えることを選ぶ。
捨てる技術
見極める技術を用いて不要なものを抽出できたら、次はそれらを容赦なく捨てることが必要です。そのための技術をご紹介。
- 目標を完全に明確にする:意味があり、心に残る本質目標。その後の決断を不要にするもの。
これは良い目的・目標設定の仕方と共通していますのでこちらの記事もご参考ください。 - 拒否:断固として上手に断る。大切なことを知っていれば断ることができる。
上手にノーと言える技術- 判断を関係性から切り離す。NOは相手を拒絶することではない。
- 直接的でない表現を使う
- トレードオフに目を向ける
- 誰もが何かを売り込んでいる
- 好印象よりも、敬意を手に入れる。自分を安売りしない。
- あいまいなイエスはただの迷惑
- キャンセル:過去の損失をためらわずに切り捨てる。「サンクコスト(埋没費用)バイアス」や「授かり効果」に負けず、自分の過ちを認め、悪循環から抜け出す。
- 編集:余剰を削り、本質を取り出すことで、より大切なことが際立つ。
- 線引き:イエスとノーの境界を決める。
仕組み化の技術
では最後にエッセンシャル思考を日々の生活に取り入れ、習慣にする方法についてです。
- バッファ:不足の事態は起こることを前提に準備し、スケジュールは想定の1.5倍で見ておく。
- 削減:仕事を減らし、成果を増やす。そのために全体の足を引っ張るボトルネックを見つけて対処する。
- 前進:小さな一歩を積み重ね、進捗を実感する。早く小さく始める。
- 習慣:本質的な行動を無意識化する。習慣の「トリガー」「行動」「報酬」を理解し、特に「トリガー」を工夫して行動を変える。
- 集中:今この瞬間に集中する。過去の後悔や未来への不安に囚われない。集中の対象を一つに決める。マルチタスクはできても、マルチフォーカスはできない。
- 未来:本質を生きる。シンプルな人生は幸福である。本当に重要なもの以外は捨てる。
まとめ(所感)
この本を読んで、ふとスティーブ・ジョブズの有名なスピーチを思い出しました。
もし今日死ぬなら、今日やろうとしていることを本当にやりたいだろうか?
スティーブ・ジョブズ スタンフォード大学でのスピーチの一節
If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?
初めてこの一節を聞いた時、とても感銘を受けたことも思い出しました。普段の私は自分が今日死ぬかもしれないと意識していないので、何も考えずに黙々といつもの仕事をしています。じゃあ改めて、今日死ぬとしたら何がしたいだろうか?ゆっくり家で時間の流れを感じつつ人生を振り返りたい様な気もするし、豪遊して忙しく過ごすのも良い気がします。これら選択肢の中から本当に大切な事を見極めて選択し、それ以外の事を捨てるのは難しいですね。
思えば私は(日本人の多くも?)、NOを言うことが苦手です。どうしても相手との関係性や外面を意識してしまい、安請け合いしてしまうことが多々あります。結果そのことで後悔したことはないのですが、実はそのために見逃した本質的な何かがあったのかもしれません。今後は適切に断ることで自分を安売りせず、重要な案件に全力を注ぎたいと思います。
あと私は物を捨てることも苦手です。笑
特に衣服は、また「着るかもしれない・・」と何年も置きっぱなしの上着が何枚もあります。今回学んだ「持っていないふりをする」を使って、「再度この服をお金を出して買うか?」と問いかけ、買わないと心が判断したら早速捨てようと思います。
・・と高らかに決意表明をしてみましたが、急にこれまでの思考や行動を変えることは難しいので、まずはエッセンシャル思考を強く意識することから始めたいと思います。キーワードは「より少なく、しかしより良く」。そして選択・ノイズ・トレードオフです。一緒に頑張っていきましょう!




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