「上司の承認がなかなか取れない・・」「他部署のメンバーがきちんと動いてくれない・・」。それは、あなたのプレゼンテーションに問題があるのかも知れません。
でも大丈夫!プレゼンは「マーケティング思考」があれば格段に向上します。どういう目的を持って、誰に・何を・どうやって伝えるのかを事前にまとめるだけでOKです。
今回は、マーケティングに携わる者としては避けて通れない「プレゼンテーションのつくり方」についてまとめます。プレゼンでお悩みを持つ方に少しでも役に立てれば幸いです。
記事のゴール

・人を動かすプレゼンのつくり方が分かる
・資料作成のスピードを上げるコツが分かる
人を動かすプレゼンのつくり方とコツ
目的設定
いきなりPPTで資料を作成してはいけません。まずはプレゼンの骨子をワードで簡単にまとめましょう。そして最初の題目は、このプレゼンが終わった後、相手にどうなっていて欲しいのか?つまり目的をしっかり決めることです。目的が定まっていると、資料の作成スピードが格段に上がります。理由は、目的に関係のない余計な情報を削ぎ落とすことができるからです。そしてプレゼンの目的は「共有」ではダメです。その1時間後に忘れられて終了です。必ず次のアクションに繋がるところまでを目的にしましょう。
目的例
・「合意」:マネジメント層の戦略合意を取り、次の戦術フェーズに進める状態にする
・「インプット」:直属の上司に状況を理解してもらい、解決に向けたアドバイスをもらう
・「依頼(お願い)」:他部署メンバーの共感を得て、各々が業務に落とし込んでいける状態にする
WHO 誰に
次に誰にプレゼンをするのかをしっかりと考えましょう。私はプレゼンはこのパートがキモだと思っています。なぜなら、プレゼンが失敗する主な要因は、「自分が話したいことと、相手が聞きたいことがズレている」ことです。人は自分が知りたい事以外は聞かないです。聞いているフリをされるか、短気な上司だと即座にツッコミを入れられます→「で、何?」。
そこで、事前に考えておく項目としては以下をオススメします。
・最終意思決定者(コアターゲット)を定める。
・コアターゲットにおける、本件の理解度を考える
・コアターゲットが聞きたいであろう情報を考える(直近会議での発言など参考になります)
・想定質問を考える
作成例
目的:会社から商品開発の合意をとり、各施策検討に進める状態にすること
WHO:経営層 複数名
コアターゲット:鬼野マーケティング本部長
項目:・開発を検討していることは知っているが詳細は知らない
・最近他の会議で売上予測について聞いていた(一方、あまり中身については聞いてこない)
・想定質問;売上予測、コスト、収益、想定販売チャネル
WHAT 何を
ここから目次を作ります。目的を達成するための「獲得目標」という言い方もします。コツは大きな概要から入り、そして各詳細に落とし込んでいくことです。(いきなり具体策に入らない)
- 背景(なぜ本件の提案に至ったのか)
例:来期の売上予算が一億円ほど未達の見込みで、早急に補填対策が必要 - 解決すべき課題(本件を通じて解決したい課題は何か)
例:顧客のニーズに合った商品展開ができていないことが課題 - 解決策の提案(解決策の候補とおすすめ、その理由)
- 商品A (本命)
- 商品B(代替案)
- 私は商品Aを推します。理由は〜〜だからです。
- 想定質問への答え(補足資料)
HOW どうやって伝えるか
ここでようやくプレゼンの具体検討に入ります。いつ・どこで・何を使って行えば効率よく目的を達成できるかを考えます。会議室を予約してPPTで対面プレゼンありきではなく、目的やWHO&WHATに合わせて設定しましょう。
例
・お昼休みに、部長の机で、ワード1枚でプレゼン
・空いている業務時間に招集し、WEB会議で、PPTを使ってプレゼン
そして具体的な資料作成についてですが、先程の骨子に沿って、目的達成に必要な情報だけを盛り込んで行きましょう。細かな資料作成のテクニックは別途調べて頂きつつ、ここでの私のメッセージとしては、「美しい資料」を目指しましょう!です。美しい資料と言うのは、ぱっと見た瞬間、整理整頓されていると感じる資料のことです。適度な文量と見やすい図表、文字の大きさや色、スペースや段落の使い方などに統一感があり、思わず飾りたくなるような(笑)資料のことです。逆に資料がイマイチだと、この時点で相手は資料修正に考えが行ってしまい、肝心の中身が入ってこないのでアウトです。
まとめ
プレゼンをする場合は、いきなり資料作成に入らないようにしましょう。まずは次のアクションに繋がるプレゼンの目的を定め、聞き手の知りたいことを分析し、どんな情報をどういう方法で伝えるのか?を順番に考えていきます。こうすることで余計な資料を作成する必要がなくなるため作業効率が格段にあがり、かつ目的達成の確立も高まります。ぜひオススメします。
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