今回は偉大で永続的な企業に成長するために必須とされている「ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)」について整理し、考察していきます。
ちなみに皆さんは働いている会社の「ミッション・ビジョン・バリュー」を覚えていますか?
会社によってはパーパスやステートメント、企業理念やクレドという言い方かもしれません。
私自身、今まで就活や転職の時くらいしか意識していなかったのですが、「ビジョナリー・カンパニー」を読んで重要性に気が付きました。
今の会社や自分の仕事に誇りが持てるかどうか?これからも働き続けたいか?等をモンモンと悩んでいる人は、ぜひ一度自社の「ミッション・ビジョン・バリュー」を確認し、自身の信念や夢と照らしてみることをオススメします!

記事のGOAL
・「ミッション・ビジョン・バリュー」についての理解が深まる
・自分にあった会社や仕事を見つける一助になる
ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)+α
言葉の意味や枠組み
最初に各言葉の意味や枠組みを確認していきますが、なんと会社や本によって様々でした。なので例としていくつか載せます。
※私はNECソリューションイノベータ株式会社さんのP(パーパス)−V(ビジョン)−M(ミッション)−V (バリュー)がしっくりきました。
・パーパス:企業の「存在意義」〜なぜ存在するのか、無くなったら世の中はどうなるのか〜
・ビジョン:企業が目指す「あるべき姿」「理想像」「中長期的なゴール」〜どうなりたいのか〜
・ミッション:企業が社会に対して「なすべきこと」「役割」「使命」〜何を社会に提供するのか〜
・バリュー:従業員が具体的に「やるべきこと」「行動指針」「行動・判断基準」〜具体的に社員はどう行動するのか〜
・クレド:信条・約束、企業理念・倫理規定、事業運営の中核
・経営理念:経営者・創業者の考えや信念を明文化した言葉
・企業理念:企業の存在意義や価値観といった最も大事な考え方を言葉で示したもの
NECソリューションイノベータ株式会社
日本の人事部 http://jinjibu.jp/keyword/detl/1480/
ビジョナリーカンパニー ZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる ジム・コリンズ (著), ビル・ラジアー (著), 土方 奈美 (翻訳)
MVVの役割や効果
・通常では考えられないほどの努力を引き出す。
→人は価値観、理想、夢、胸躍る挑戦に反応する。それは人間の本能である。
・戦略/戦術判断の基準となる。
→MMVが戦略を主導し、戦略が戦術を主導する。
・社員に一体感、チームワークの強化をもたらす。
→不必要な派閥争いを防ぎ、組織全体を強くする。
・カリスマ経営者に依存した状態から脱却することができる。
→永続的にブレない偉大な企業へと進化できる。
代表的な企業の事例
- トヨタ自動車
- トヨタフィロソフィー
- 豊田綱領
創業以来受け継がれてきた創始者の考え方をまとめたもの - ミッション
わたしたちは、幸せを量産する。 - ビジョン
可動性を社会の可能性に変える。 - バリュー
トヨタウェイ:ソフトとハードを融合し、パートナーとともにトヨタウェイという唯一無二の価値を生み出す。
- 豊田綱領
- トヨタフィロソフィー
- ジョンソン・エンド・ジョンソン
- 我が信条(Our Credo)
我々の第一の責任は、我々の製品およびサービスを使用してくれる患者、医師、看護師、そして母親、父親をはじめとする、すべての顧客に対するものであると確信する。
顧客一人ひとりのニーズに応えるにあたり、我々の行なうすべての活動は質的に高い水準のものでなければならない。我々は価値を提供し、製品原価を引き下げ、適正な価格を維持するよう常に努力をしなければならない。顧客からの注文には、迅速、かつ正確に応えなければならない。我々のビジネスパートナーには、適正な利益をあげる機会を提供しなければならない。
我々の第二の責任は、世界中で共に働く全社員に対するものである。
社員一人ひとりが個人として尊重され、受け入れられる職場環境を提供しなければならない。社員の多様性と尊厳が尊重され、その価値が認められなければならない。社員は安心して仕事に従事できなければならず、仕事を通して目的意識と達成感を得られなければならない。待遇は公正かつ適切でなければならず、働く環境は清潔で、整理整頓され、かつ安全でなければならない。社員の健康と幸福を支援し、社員が家族に対する責任および個人としての責任を果たすことができるよう、配慮しなければならない。
社員の提案、苦情が自由にできる環境でなければならない。能力ある人々には、雇用、能力開発および昇進の機会が平等に与えられなければならない。
我々は卓越した能力を持つリーダーを任命しなければならない。そして、その行動は公正、かつ道義にかなったものでなければならない。
我々の第三の責任は、我々が生活し、働いている地域社会、更には全世界の共同社会に対するものである。世界中のより多くの場所で、ヘルスケアを身近で充実したものにし、人々がより健康でいられるよう支援しなければならない。
我々は良き市民として、有益な社会事業および福祉に貢献し、健康の増進、教育の改善に寄与し、適切な租税を負担しなければならない。我々が使用する施設を常に良好な状態に保ち、環境と資源の保護に努めなければならない。
我々の第四の、そして最後の責任は、会社の株主に対するものである。
事業は健全な利益を生まなければならない。我々は新しい考えを試みなければならない。研究開発は継続され、革新的な企画は開発され、将来に向けた投資がなされ、失敗は償わなければならない。新しい設備を購入し、新しい施設を整備し、新しい製品を市場に導入しなければならない。逆境の時に備えて蓄積を行なわなければならない。これらすべての原則が実行されてはじめて、株主は正当な報酬を享受することができるものと確信する。
- 我が信条(Our Credo)
- マッキンゼー&カンパニー
- 私たちのパーパス、ミッション、バリュー
- パーパス
世界に創造的かつ持続的な変化を生み出す後押しをする。 - ミッション
際立って大きな継続的成長を実現できるようクライアントを支援する。同時に、卓越した人材を惹きつけ、成長させ、刺激し、彼らが長く留まりたくなるような最高の組織を創造する。 - バリュー
・プロフェッショナルとしての最高水準にこだわりぬく
・クライアントの利益をファームの利益より優先する
・クライアントに常に最高水準の支援を提供する
・高い倫理規範を遵守する
・クライアントの機密を厳守する
・独立した視点を保持する
・クライアント及びファームのリソース活用に際し、費用対効果を最大化する
・クライアントの経済的成長を最大化する
・常にトップマネジメントの視点で物事を捉える
・一面的ではなく、全体的なインパクトを追求する
・グローバルな知見を集約し、すべてのクライアントに最高水準の支援を提供する
・クライアントの経営に革新をもたらす
・持続的な向上を実現するため、クライアントのケイパビリティを開発する
・信頼に根差し、永続する関係を築く
・卓越した人材にとって比類なき環境を創造する
・序列がなく、メンバー誰もに開かれた環境を作る
・互いへの思いやりと実力主義の両立する環境を維持する
・スキルの伝承とメンターシップを通じて互いに成長する
・能動的参加と異見表明に対する義務を支持する
・好奇心と敬意を持って多様な意見を受け入れる
・「ワン・ファーム」の一員として経営を行う
- パーパス
- 私たちのパーパス、ミッション、バリュー
まとめ
いかがでしょうか。
企業によって若干言葉の意味や枠組みは変わりますが、大事な点は「なぜ社会に存在するのか?」という「Why」から始まることですね。従業員としては、この存在意義に共感できないと自分の仕事に誇りを持つことが難しいかもしれません。
そして次に「中長期的に目指す姿」や「使命・成すべきこと」が続きます。ここも一緒にドキドキ・ワクワクできないと、仕事がつまらないと感じ、長く働こうとは思わないですね。
最後に社員の行動指針です。具体的な業務の進め方や姿勢が自分の肌に合わないと、ストレスが溜まる一方でしょう。
そう考えると、働く上でMVVの重要性に気が付きます。自分の信念や夢にぴったりハマると、少々お給料が安くても、少々人間関係が悪くても、、やりがいを持って働けそうな気がします。上司やメンバーと議論になっても、会社のMVVに沿って判断できればスムーズに解決するかもしれません。
そこで!会社のMVVと合うかどうかを考えるために、自分のMVVを持っておくことが大切です。参考に?私のMVVを紹介して終わります。笑
ミッション:斬新で意義のある仕事を提供する
ビジョン :周囲に楽しい驚き(ワオ!)を届けるマーケターになる
バリュー :何事にも「明るく・楽しく・前向きに」取り組む
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参考図書
ビジョナリーカンパニー ZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる ジム・コリンズ (著), ビル・ラジアー (著), 土方 奈美 (翻訳)









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