今回は刀の森岡さんと今西さんの著書「確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力」を紹介します。
本書はマーケティングの基本をある程度習得し、「マーケティングって結局何すれば良いんだろう・・」と迷いが生じている方にオススメです。笑
巷では○○マーケティングと呼ばれる手法が生まれては消えて、とても目まぐるしく変化している印象がありますが、本質的にマーケターがやらないといけないことはシンプルで変わらないということが理解でき、明日からの実務に活きてくると思います。
まとめ
Who(誰に):
- 駆け出しマーケター〜中堅マーケター ※数学に詳しくなくても大丈夫です
What(何が得れるか):
- ビジネスの本質と勝率を上げるためにマーケターがやるべきことが明確になる
How(主な内容):
- ビジネスのDNA、すなわち経営資源を集中すべきは、消費者のプレファレンス(ブランドに対する相対的な好意度)である。
- プレファレンスは、「ブランド・エクイティー」「価格」「製品パフォーマンス」によって決定される。
- 「プレファレンス」はブランドの質的な成長であり、「認知」と「配荷」はブランドの量的な成長を促す。
- プレファレンスは、例えるなら一定期間内の自社ブランドに対する1人あたりの投票数(0票の人もいれば、100票入れた人も存在)のようなもの。
- 投票数を伸ばす方法は2つ。著者のオススメは水平拡大。
- プレファレンスの水平拡大、投票人数を増やして拡大していく戦略。
- プレファレンスの垂直拡大、投票人数を増やすのではなく、既存の投票者1人当たりにもっと多くの投票をしてもらう戦略。
- 投票数を増やすためにターゲティングをするべきで、決して投票数を減らすようなターゲティングをしてはいけない(差別化に気を取られて不必要に狭めないこと)
- 消費者データの正しい見方
- 数学マーケティングの詳しい説明(ちなみに私はここはついて行けず・・)
感想
実際に売られている商品やUSJが実例として紹介されているので、とても分かりやすく読みやすかったです。
本書から、マーケターが優先的にやるべきことは大きく3つだと思います。
①プレファレンスの向上
-エクイティ(競争優位の確立)の向上
-製品パフォーマンスの向上
-適正価格の設定
②認知(エボークトセット)の向上
③配荷(量と質)の向上
この3つに繋がらないことに注力していたり、時間を取られていると要注意かもしれません。。例えばどの企業でも注力されているCRMなどのロイヤルティ施策は、あまり効果がないことが「ブランディングの科学」でも証明されています。この辺りは悩ましいところですね。
マーケティング戦略を立てる手順についてはこちらにまとめています。

0.実務で使えるマーケティング戦略の作り方
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