今回はアイデアのつくり方についてまとめます。
アイデアの本質とは何か、アイデアのつくり方、アイデア発散方法について、おすすめの参考書を基に私の意見を交えてご紹介したいと思います。
この記事のゴール

・アイデアの本質について理解できる
・実務で良いアイデアをつくることができる(かも)
参考:
・アイデアのつくり方 ジェームス W.ヤング (著)
・USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? 森岡 毅 (著)
・ブレイクスルー ひらめきはロジックから生まれる 木村健太郎、磯部光毅 (著)
・たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング 西口一希 (著)
アイデアとは何か
まずアイデアとは以下と定義します。
①物事の関連性を見出し、異なる既存の要素を、新しく組み合わせたもの
②生活者にとって無機質でピンとこない「戦略」を、「便益」と「独自性」をもった「戦術」にジャンプさせるもの
①は、例えば「スマートフォン」は「電話」と「インターネット」、「ウォークマン」は「音楽」と「携帯性」、「ライザップ」は「ジム」と「パーソナル(個別対応)」です。
②は、「感動するクリスマスイベント」を開催します!と言われても「ふーん」という感じですが、「世界一の光のクリスマスツリーと世界最高の名誉に輝いたクリスマスショーによる、生涯忘れられない感動が得られるイベント」を開催します!と言われると、行きたくなりませんか?それはあなたが具体的な「便益」と「独自性」を感じたからです。
※行きたくならない場合は、「便益」か「独自性」、もしくはその両方が欠けています。
アイデアのつくり方
アイデアが爆誕するまでには5つの過程が必要だと言われています。
そしてそれは無意識下と意識下を行き来します。
- 意識下:入念な下調べと戦略立て ※戦略立てについての詳細はこちら
◎事業に関する資料
・アイデアによって達成したい目的を定義
・活用できるリソース(ヒト、モノ、コスト、時間など)を整理
・誰に、何を提供するのか(=何に集中するのか)を定義
◎事業に直接関係のない資料(これは日々のストックによるものが大きい) - 意識下:情報を咀嚼し、アイデアの種を書き留める
発想法
・リアプライ:過去や世界のどこかで似たような事例がないか探す ※森岡さんオススメ
・組み合わせ:事業に関係する情報と関係のない情報の関連性を見つけ、組み合わせる ※ジェームスさんオススメ
・連想:〜と言えば〇〇だよね?
・類比:〜と同じように〇〇だよね?
・仮説:この現象が意味するところは〇〇だよね?
・仮想:もしも〇〇だとしたら?
・逆転:逆に〇〇だとしたら? - 無意識下:完全に放置する
(頭の片隅には残っているが)本件とは別のことをする。できれば想像が刺激されそうなことをする。 - 無意識下:アイデアが舞い降りる
お風呂やトイレなどで、ふいに訪れる。忘れないうちに書き留める。 - 意識下:アイデアを磨き具体化する
第3者に批評してもらいながら、三段論法(演繹法)や積み上げ法(帰納法)で「ロジック」を、生活者にとっての「便益」と「独自性」の視点で「アイデアの強さ」を検証し、具体化していく。
アイデア発散方法
最後に上記STEP2(情報の咀嚼し、アイデアの種を書き留める)の時間を短縮するため、個人的によく使うアイデア発散法をご紹介します。※いわゆるKJ法です。誰もが研修などでやったことがあるので、事前説明が不要で楽です。
- 事前準備(目的、戦略、与件を1枚の紙にまとめる)
- 何を解決するアイデアなのか
- 誰にどんな便益を届けたいのか(何に注力するのか、方向性)
- 活用できるリソースや与件など
- メンバー招集(目的に合わせ、アイデアをくれそうな3−4名を召集。事前に1を共有しておく)
- 1グループ4名まで。4名を超える場合はグループを分ける
- 自分とは異なる視点を持つ人(他部署など)を呼べればなお良し
- アイデア ブレスト(60分版)
- ホワイトボード(紙でも可)、付箋、カラーペン(3色程度)を準備
- 簡単に1を共有:5分程度
- 各自付箋にペンでアイデアを書いていく(個人ワーク):10分程度
- 各自発表しながら付箋を貼っていく、その際 似ているアイデアはざっくりまとめておく:10分程度
- まずは全体像について考察しつつ、出てきたアイデアを、先程の発想法を用いて膨らまし:25分程度←ここ重要です
- 最終的に似ているアイデアをまとめ(グルーピング)、簡単に名前をつける(ラベリング):10分程度
まとめ
◎アイデアとは
①物事の関連性を見出し、異なる既存の要素を、新しく組み合わせたもの
②生活者にとって無機質でピンとこない「戦略」を、便益と独自性をもった「戦術」にジャンプさせるもの
◎アイデアが生まれるまでには5つの過程があり、そしてそれは無意識下と意識下を行き来する。
◎アイデア発散方法はKJ法が簡単で知っている人も多く、使いやすい。




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